すずさんは「癒し系の性格」という面では、患者さんを和ませられるので看護士さんに向いているかも知れません。
反面「いつもボーッとしている性格」という面では、人命に直接関わる仕事は避けたほうがいいかも知れません。すると「医療職」は向いていないようにも思えますが、斎藤環先生などの根城である精神科の病院であれば、ほかの診療科よりも向いているかも知れません(「ギリギリ医師免許は取れたけど、他に就業できる診療科が無かったので」という医師が集う、一部のブラック精神病院を除く)。
アニメ『たまゆら』は一見、女の子しか出てこない萌えアニメにも見えますが、幼くして父親(毒親とは真逆の良いお父さん)を亡くした、霊感体質でオーブ(たまゆら。心霊写真によく出てくる円状の発光体のアレ)をよく撮ってしまうのに「みんなの幸せな気持ちが写真に映りこんでいる」と解釈するような、優しくてボーッとした性格の女の子を主人公とした、良心的に癒しの方向を模索している感じのアニメであると思います。
同じ広島県JR呉線沿線のアニメ「たまゆら」から「この世界の片隅に」へ…
JR呉線もっとマジメに走っておクレ・・・だそうです。
しかし、完結部分はテレビ放映せず、4回の映画版(つまりテレビ1クール分くらいの尺はあった?)に分けて劇場公開・DVD発売(もともと最初期の『たまゆら』はテレビ放映を前提としないDVD限定のアニメだったので原点回帰とも言えますが、最後期のDVD巻数は、最初期の2倍になっている)というのは、地方を舞台にしたお手軽な癒し系から、後半のテーマが大きく膨らんだだけに(主人公が恩師から渡された「行き先の書かれていない電車の切符」で自分はどこへ行くのか、という思春期的で哲学的な「問い」の答え)、観られる人がある程度限定されてしまったのは残念です。
精神科ではありませんが、別科目のクリニックで、滅多に本を書かない主治医が「ご自身の専門分野について、一般患者向けにご自身が書かれた医療本」を大量購入され、その本の内容に該当する、ややマイナーな病気の患者さんに無料配布した」というエピソードは体験しています。