ジブリアニメ『天空の城ラピュタ』のニート救済パロディ漫画です。ニートという言葉を広めたのは学者の玄田有史氏の同名の著作とされていますが、もともと同著作にニートへの偏見を助長するエッセンスが含まれていたとも言われていますが、
ニート中傷にとって決定的な出来事となったのは、玄田有史氏の著作と同じ年に放映されたフジテレビの「ニート特集」で「働いたら負けかなと思っている」と述べた若年男性の映像を放映し、たまに短期バイトをしながら友人とルームシェアをしている、その日暮らしで定職に付かない息子の将来を案ずる「ニート君」の母親のコメントを引き合いに出し、小倉智弘アナウンサーが「お母さん、私が絞め殺してあげましょうか」とコメントした事で、同番組は社会問題の提起というよりは「ニートが社会人のサンドバックになる」方向性を決定づけました。
この記事の執筆に際して情報を漁っていると、折りしもその小倉智弘氏が朝のテレビ番組で、
集団的自衛権の問題で
「働いてないヒキニート(ひきこもりニート)のゴミ屑が国の為に働けるんだぜ?」とツイートした方と、東京都中野区の金子洋区議(共産党)がSNS上で口論となり、金子区議は「そう言いながら、自分は行かないで、『ヒキニート』みたいな『ゴミ屑』に行かせようとしているんだろ! おまえこそ人間の屑だ。死ね!」と書き込んでしまった不祥事に対して、ニート・バッシング先陣の1名である小倉智弘氏は「
金子議員の気持ちわかりますよ」とコメントしたそうなので、相変わらずニートに偏見をお持ちなのかな、とも思います。
なお、ナウシカの「憎しみよりも友愛を」はマンガ版の名台詞で、映画版『風の谷のナウシカ』には出てきません(「憎しみが世界をこんなに醜くしてしまった」とは映画版でも言っていたような・・・?)。シータにパズーを殴らせたうえに「氏ねばいいのに」と言わせてしまう私はキチピーです。しかし、ネットに「死ね」と書いてしまう共産党区議・・・もう少し自民党の某お偉い議員さんや、引きこもり問題の権威で猫好きアニメオタクの某精神科医みたく、2ちゃんねるに出没して「氏ね、市ね、師ね」などの当て字を学んでおくべきでしたね。いや、そういう問題ではありませんね、すみません。